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●ターニングポイント!
ジャンルで迷う
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集中力をあげるには
ジャンルで迷う・その後

 

ターニングポイント!


ねぇねがはじめて自分のオリジナル漫画を大学ノートにではなく、ちゃんとした原稿用紙に描こうとしたある日のこと。

ねぇねは驚きました。だって…



全然描けない!!



んだもん。真っ白な原稿用紙を見つめたまま同じ姿勢で何時間も動けない。投稿するつもりで描こうと思ったんじゃないけど、でも自分の漫画の力が知りたくて…ひとつでもいいから「読みきり」ものを完成させようと思ってた。


それなのにいざ原稿用紙を前にしたら、


何も描けなかった。

ストーリーどころかキャラクターさえ何も思いつかなくて、そんな自分に驚愕して、それから少し焦った。

「なんで何も思いつかないんだろう。大学ノートで長編ものをずっと描いていたのに。」

新しい短編を考えようとしても何も話が出てこない。おかしい、こんなはずない。漫画を描きたい気持ちはこんなに溢れているのに…。

漫画が描けない自分に少し焦りながら、「なぜ描けないんだ」ということを必死で考えました。

しばらくして、こんな考えが頭の中に出てきました。
「何も描くことができないのは、自分になにかが足りないのではないか」

なんだろう、どうすれば漫画のアイデアが出てくるんだろう…。
ねぇねは頭の中でこれまでの自分を振り返りました。自分に足りていないものを探すために。そして、


「あ………」


振り返ってみてすぐにわかったんです。


「あー……なんてことだろう…」


考えてみればすぐにわかったことなのに。
どうして今まで気づかなかったんだろう。

自分には、







「なにもない」じゃないか。







伝えたい思いも、題材を探る知識も、経験も。今の自分は中身がなにも無さずぎる。


それに気がついたとき、なぜだかねぇねの心はすっきりしてしまったんです。描けない理由がこんなにもはっきりしているのなら、自分がするべきこともはっきりわかるから。

「まず、自分の中に経験と知識を蓄積しよう。でないと漫画なんて絶対描けない。」



そんなふうに決心した日。高校三年の夏。


ねぇねは進路を美大から史学科のある大学に変更しました。

絵の技術を高めるより、知識の量を増やしたかったから。
漫画だけの世界じゃなくて、他の世界も経験したかったから。



ねぇねの人生のなかで、これが初めてのターニングポイント。


なにを経験すればいいのか、なんの知識を増やせばいいのか、具体的なことはなにひとつわからなかったけれど。


「自分の人生を自分で選択したんだな」そんな手ごたえをはじめてつかんだ日でした。





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